トップページ加須を訪ねる > 玉敷神社神楽殿の茅葺き屋根の修復

玉敷神社神楽殿の茅葺き屋根の修復

「玉敷神社神楽殿」(市指定有形文化財)は、年に4回、国指定重要無形民俗文化財である「玉敷神社神楽」が奏演される舞台です。神楽殿の茅葺き屋根は、経年劣化により傷んでいたため、平成30年8月~9月末に約16年ぶりとなる茅の葺き替え(差し茅工法)による修復を行いました。

修復の様子

現在では珍しくなった茅葺き屋根の修復の様子を公開しています。

1.修復工事開始 5.棟造り~刈込
2.差し茅① 6.刈り込み
3.差し茅② 7.修復工事完了
4.棟周り葺き替え  

(玉敷神社神楽殿の概要)

所有者:玉敷神社/所在地:加須市騎西552-1

【建物名】 玉敷神社神楽殿 
【指定】  市指定有形文化財(平成4年3月16日)
【建立】  天保7年(1836)
【規模】  幅6.84m 奥行き8.53m
【構造】  正面入母屋、側面寄棟。茅葺き屋根。

この事業は、国・県・市の補助事業です。写真の撮影は、事業主の玉敷神社及び施工業者の(株)茅葺屋根保存協会の御協力をいただいております。

修復前の神楽殿
(平成30年7月)

茅材の沈みや抜け落ち、苔の増殖が見られます。

修復前の「玉敷神社神楽」奏演
(平成30年7月15日)

6演目が奏演され、暑い中、多くの方が観覧されました。

年に4回(2/1、5/5、7/15、12/1)奏演されます。