■縄文時代■
いろいろな道具
石の矢尻(石鏃)
煮炊<にた>きには土器、狩りには弓矢など暮らすためにいろいろな道具が使われました。
しかし木で作られたものは腐ってしまい残っているのは石によるものです。
獣を狩る弓の矢尻、その獣の皮をはぐ石匙<いしさじ>、落とし穴などの穴を掘る打製石斧<だせいせきふ>。
ドングリの調理には石皿<いしざら>と磨石<すりいし>を使い磨<す>り潰<つぶ>します。土器でアクも抜きました。
石匙
住居の柱を伐<き>り出すのには磨製石斧<ませいせきふ>を使い、その刃は砥石<といし>で磨<みが>きました。
ムラの祈りは人々をまとめる重要な儀式です。石棒<せきぼう>を立てムラの繁栄を想い、土偶<どぐう>は病<や>み傷ついた体の回復を願ったものです。
数々の道具は素材や形を変えて現在私たちの暮らしを支えています。
打製石斧 |
磨石<すりいし> |
磨製石斧 |
砥石 |
土偶<どぐう>(肩の部分) |
石棒<せきぼう>(長さ72cm) |
原始・古代目次