奈良・平安時代
小金銅仏(高さ2.7cm)
奈良に大仏様が作られた頃、都では仏教が盛んに信仰され、全国にも国分寺<こくぶんじ>が建立されました。平安時代になると地方のムラにも仏教が広まったようです。
騎西地域根古屋<ねごや>の中宿<なかじゅく>遺跡で見つかった小金銅仏<しょうこんどうぶつ>は、加須市にも仏教が伝わっていたことを物語ります。
また、この時代には騎西地域内では各所で土器が出土しています。根古屋の道上<みちかみ>遺跡や種足<たなだれ>の小沼耕地<こぬまごうち>遺跡では住居跡が見つかっていて、ムラの暮らしをのぞき見ることができます。
加須地域の水深では、土器作りのムラ(水深遺跡<みずぶかいせき>)が見つかりました。
このムラの住居跡から青銅製の帯金具(巡方)が出土しています。